仕事を読み解く
ヒント
わたしたちの日々を、社員の声を通じて紹介します。

広告代理店から地元住宅会社へ。伝えたいのは“人の温かさ”
私は大学卒業後、東京の広告代理店で営業をしていました。やりがいはあったものの、次第に「もっと地域や人に寄り添った仕事がしたい」と考えるようになり、地元に戻って住宅会社で広報の仕事をスタートしました。当社は地元密着の中小企業。広告代理店時代に扱っていた大きな案件とは違い、地域のお客様一人ひとりに近い距離で関わり、スタッフの温かい人柄や丁寧な家づくりを自分の言葉で伝えられる環境に、入社当初からやりがいを感じていました。入社後すぐに担当したのはSNSと住宅イベントの広報。社内に専門の広報チームがあるわけではなく、試行錯誤しながら現場の声を拾い、営業・建築・管理など他部署と連携して「この会社らしい伝え方」を模索してきました。
住宅イベントは、地域の“ファンづくり”の場
私が力を入れているのは住宅イベントの企画・広報です。ただ住宅の完成見学会を開催するだけでなく、地域のご家族が気軽に参加できるような「暮らしの相談会」「ワークショップ」「マルシェ」を組み合わせたイベントを企画し、地域の皆さんに「気軽に足を運べる会社」として親しんでいただける場づくりを心がけています。広報としても、SNSやチラシ、地元フリーペーパーなど多様なメディアを活用してイベント告知を行い、1人でも多くの方に「楽しそう!」「行ってみたい!」と思っていただけるよう発信しています。時には私自身もカメラを持って現場に入り、イベント風景やスタッフの笑顔を撮影し、SNSに投稿。イベント後に「楽しかったです」「また行きたいです」という声をいただけると、本当に嬉しく感じます。
社員の“素顔”が伝わるSNS運営
SNSでは、住宅施工事例だけでなく、スタッフの日常や仕事の裏側も積極的に発信しています。社員同士でふざけ合ったり、現場で真剣に打ち合わせをしたりする様子から、家づくりに対する真剣さと、職場の温かい雰囲気が伝わるように意識しています。例えば、お客様のお子さんとスタッフが一緒に遊ぶ様子や、完成した住宅の前でお客様ご家族と一緒に記念撮影するシーンなども投稿します。こうした日常的なシーンを発信することで、「住宅会社=堅苦しい」というイメージを和らげ、親しみやすさを感じてもらえるようにしています。
他部署と一緒に、会社の魅力をつくっていく
広報の仕事は、一人で完結するものではありません。住宅の魅力、スタッフの想い、現場で起こっている出来事…どれも私一人では生まれないものです。営業、建築、現場監督、管理など、様々な部署の人たちと会話し、「今どんな家をつくっているのか」「どんなお客様が喜んでくださったのか」を聞きながら、発信内容を考えています。当初は「広報が何をするのか分からない」と戸惑わせてしまうこともありましたが、今では「こういうお客様がいたよ」「この現場いい感じだよ」と現場から声をかけてもらえるようになりました。会社全体で「地域の方に良さを伝えていこう」という意識が少しずつ広がってきているのを感じます。
これからも“地域に愛される会社”を目指して
今後は、もっと地域の方々との接点を増やし、地域で「○○住宅といえば、あのイベント」「スタッフさんがいい人たち」と言ってもらえるような存在になりたいです。そのために、住宅以外の暮らしにまつわるイベントや、地域の企業・店舗さんとのコラボレーションにも挑戦したいと考えています。また、SNSでもお客様の声や社員のリアルな姿をもっと発信していき、家づくりを考えていない方にも「なんだか楽しそうな会社だな」と思ってもらえるような広報を続けていきたいです。中小企業だからこそできる、社員全員でつくるブランディング。これからも現場と一緒に歩みながら、当社の魅力を地域の皆さんに伝え続けていきます。
社員略歴
- K.Sさん/広報部/2021年入社
- 東京の広告代理店を経て、地元住宅会社にUターン転職。住宅イベントの企画・運営やSNS・YouTube発信など、地域密着の広報活動を実践中。


