仕事を読み解く
ヒント
わたしたちの日々を、社員の声を通じて紹介します。

お金と人を支える、会社の“後ろ盾”に惹かれて
大学では経営学を学んでおり、将来は事務職として会社運営を支える仕事がしたいと思っていました。もともと人をサポートするのが好きで、「前に立って動く人たちを、しっかりと支える側でいたい」という想いが強かったんです。就職活動の中で当社に出会い、面接で社長が「現場で活躍する社員が安心して働けるように、バックオフィスは会社の土台です」とお話されたのがとても印象に残りました。それを聞いて、「ここでなら、自分の仕事が誰かの力になれる」と思い、入社を決めました。
少人数だからこそ、幅広く経験できるやりがい
現在は、主に経理と労務管理を担当しています。経理では、日々の出納や請求処理、決算対応に加え、協力業者さんへの支払いや住宅ローン手続きに関する資料対応などもあります。労務面では、勤怠管理、給与計算、保険手続き、産休・育休のサポートなど、人に関わる仕事が中心です。中小企業なので「これは経理の仕事、これは労務の仕事」と明確に分かれているわけではなく、必要とされるところに手を差し伸べるのが基本。日によっては電話・来客対応、書類発送や備品管理など、会社を回すために必要な業務を幅広く担当します。大変な部分もありますが、「頼られること」「誰かが安心して仕事に集中できる環境をつくること」が私にとってはやりがいです。
現場の声に耳を傾けて、制度や仕組みづくりに反映
入社して数年後からは、現場社員の声をもとにした「社内制度の改善」にも携わるようになりました。たとえば以前は、現場社員が直行直帰する際の交通費申請がやや煩雑で、手間がかかっていました。そこで、スマホで申請できるクラウドシステムを導入し、社内のワークフローを整理。また、建築現場では天候や工程のズレで残業が発生しやすいので、勤怠管理システムの導入も検討・実行しました。「ちょっとした改善」が、社員の働きやすさや生産性の向上につながると実感しています。
協力業者さんとの関係性も大切に
経理業務では、協力業者さんとのやりとりも欠かせません。支払いスケジュールの調整や、見積書・請求書の確認など、細かなやり取りが日常的に発生します。住宅会社にとって、協力業者さんとの信頼関係は何より重要です。だからこそ、事務的な処理にとどまらず、「人と人のやり取り」として丁寧に対応することを心がけています。「R.Kさんが対応してくれると安心」と言っていただけるように、正確さだけでなく、思いやりを持ったコミュニケーションを大切にしています。
会社の「空気を整える」存在でありたい
私は、バックオフィスは会社の「空気清浄機」みたいな存在だと思っています。直接目立つ仕事ではないけれど、社内に漂う不安やモヤモヤを察知して、見えないところで動くことで、みんなが働きやすくなる。人と人の間をつなぎ、ちょっとしたズレやトラブルを未然に防ぐ「気配りのアンテナ」を常に張るようにしています。特に中小企業では、一人ひとりの影響力が大きいので、ひとつの気遣いが全体の雰囲気を変えることもあります。その点が、大企業とはまた違う、やりがいだと感じています。
これからも“会社の土台”をしっかり支える存在へ
今後はさらに、会社全体の財務管理や資金計画にも関わっていきたいと思っています。新しい制度や仕組みも積極的に提案しながら、「社員が安心して働ける会社」「協力業者さんが信頼して仕事を任せられる会社」をつくっていきたいです。これからも、会社の土台をしっかりと支える“縁の下の力持ち”として、自分の役割を果たしていきたいと思います。
社員略歴
- R.Kさん/総務部/2016年入社
- 経理・労務業務を中心に、勤怠管理・給与・決算・社内制度づくりなど幅広く担当。社内外の関係性を支える「縁の下の力持ち」として、会社の土台を支えている。


